女性の薄毛の悩み
薄毛や抜け毛の悩みは男性特有のものとも思われがちですが、現代社会において、薄毛で悩んでいる女性は想像以上に多いようで、日本国内でも何と推定600万人といわれる女性がこの薄毛で悩んでいるそうです。日本の女性人口は全部で約6400万人なので、女性の約10人に1人は薄毛の悩みを抱えているというわけです。
その原因ですが、女性の薄毛症状の悩みで最も多いタイプが瀰漫性脱毛症です。瀰漫とは一面に拡大するという意味で、頭部の髪が全体的に脱毛し、毛髪が均等に薄くなる症状です。特に髪の分け目からは皮膚が透けて見えるのでよくわかり、年齢的には、３０代後半からが多くなります。但し、男性型脱毛症のように前頭部の生え際が後退することはありません。
瀰漫性脱毛症の原因としては、老化、極端なダイエット、ストレス、経口避妊薬の使用、過度のヘアケアなどが考えられます。牽引性脱毛症は髪型が原因で、例えばポニーテールや巻き髪など、頭髪がいつも過度に引っ張られることで発生する脱毛症です。批糠性脱毛症は頭皮に関連した症状で、乾燥したフケを伴う脱毛症のことで、フケが毛穴を塞ぐことで炎症を起こして毛髪の正常な成長を妨げることから起こります。これは過度の洗髪や、洗浄力の強いシャンプーでの皮脂の取り過ぎが原因です。
又、脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰分泌が頭皮の炎症を起こす脱毛症です。このように薄毛の原因はさまざまで各人の差は当然ありますが、女性の薄毛は男性の場合と比較すれば改善する可能性が高いといわれています。女性特有の薄毛に対する知識を正しく知って、少しでも髪の悩みから解放されたいものです。